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【歴史部】<札幌市>中央図書館にある「札幌市埋蔵文化財センター」を訪れました。

札幌市内出土の埋蔵文化財がある「札幌市埋蔵文化財センター」

 

 

こんにちは、えぞまち歴史部です。
現代では多くの人が住む「街」となった札幌市ですが、遠い昔も多くの人々が暮らしていたことがわかるのが埋蔵物ですね。

 

 

 

今回えぞまちでは、札幌中央図書館建物内にある「札幌市埋蔵文化財センター」を訪れました。

 

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札幌市内の遺跡は500箇所以上!

 

札幌市内の遺跡というと、現在多くの人が暮らしているこの街からはあまり想像できないかもしれませんが、実は札幌市内では500箇所以上におよぶ遺跡が確認されています。

 

 

旧琴似川流域で発見された竪穴住居跡については、明治27~28年頃に、新渡戸稲造氏・高畑宜一氏などによって分布図が作られました。

 

 

このころから、知事公館・北大植物園・北区麻布町付近の近辺に竪穴式住居の跡が確認されています。現代では、より多くの遺跡が次々と発見され調査が進められています。

 

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特徴的なN30遺跡

 

 

こちらの土偶は見たことがあるという方も多いかもしれません。これは西区二十四軒4条1丁目付近にある「N30遺跡」で出土したものです。

 

 

この遺跡では、竪穴式住居跡のほか、多量の土器・石器とあわせて土坑墓などが見つかりました。土坑墓の坑底はベンガラが散布されていたとのことで、縄文後期~晩期の埋葬方法や死生観などもうかがえる貴重な遺跡ですね。

 

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その他札幌市内遺跡の出土品も

 

このほか、札幌競馬場に近い地域にある「K39遺跡」から出土した「丸木舟舳先部破片」や、白石区・豊平区で出土した石器類、「アイヌ文化期」と言われる時代に北区から出土した「太刀」なども展示されています。

 

おわりに

 

中央図書館の建物内にある「札幌市埋蔵文化財センター」を今回訪れました。実は訪れる前は、「10分ぐらいで見終わってしまうだろう」と、勝手に広さから見積もっていたのですが、中に入ってみるとかなりの資料の量で、じっくり楽しめます。

札幌市内の遺跡や遺構、出土品を見学し、昔の札幌市の姿に想像を巡らせることができるよい展示室と感じました。

※館内は撮影禁止の展示物が展示されている場合がありますので、ご注意ください。

 

施設情報

■施設名:札幌市埋蔵文化財センター(札幌中央図書館)
■住所 :〒064-0922 北海道札幌市中央区南22条西13丁目1−1
■地図 :

 

 

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