こんにちは、えぞまち歴史部です。
意外な場所に歴史スポットがあるというのは、札幌市の魅力のひとつだと思います。
今回えぞまちが発見したのは、札幌市厚別区にある「雪印種苗園芸センター」内にある歴史スポット、「恵庭荘」です。
残念ながら内部は一般公開されていないため見学できませんが、歴史スポット好きとしては見落とせません!
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雪印種苗園芸センターは園芸を行う人には馴染み深い場所!
今回訪れた「雪印種苗園芸センター」は、札幌市厚別区上野幌にある施設です。
「花と木の直売店」と大きく描かれた斜め屋根が特徴的ですね。
ガーデニングを行う方にとっては、苗や園芸用品を多数扱っている場所なので、馴染み深い場所でしょう。
また、ガーデニングショップのほか「バラ見本園」もあり、美しく咲いたバラを眺めながら散策することができる庭園となっています。
大正~明治まで、邸宅から料亭として使われた「恵庭荘」
「雪印種苗園芸センター」のすぐ隣(敷地内)には、「恵庭荘」があります。
「えにわそう」ではなく、「けいていそう」ですね。
バラ園からは、遠目に「恵庭荘」の裏手を見ることができます。
※残念ながら一般公開されていないため内部は見ることができません。
仕切りとなっている柵には、「恵庭岳」の絵が刻まれていました。
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恵庭岳を正面に望める「恵庭荘」
なぜここに「恵庭岳」の絵があるのかというと、この建物の建造にその理由があります。
恵庭荘はもともと、1893年(明治26年)に建築された、札幌市南5条西2丁目にあった呉服商の邸宅でした。このときの邸宅は大正から昭和初期までの間、料亭として使われたのですが、この後、1964年(昭和39年)に、現在の場所(雪印種苗)に迎賓館として移築されました。
移築された当時の構想は、「居間から恵庭岳を正面に望める庭園と邸宅」というものでした。だから「恵庭荘」なのでしょうね。
現在は高層建築なども多いため、1階の居間から恵庭岳を望むことは難しそうですが、実際に中に入ってみるとどうなのでしょうか…気になりますね。
純和風で豪華なつくりは、京都宮大工の手によるものだそう。迎賓館としては理想的だったのでしょうね。
274号線(平和通)からは、恵庭荘の正面を見ることができます。
純和風なので、四季を通して様々な美しさを見せてくれる邸宅です。
雪印種苗園芸センターを訪れた際には、ぜひ立ち寄ってその外観を鑑賞してみてくださいね。
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施設情報
施設名:恵庭荘(旧某呉服商住宅)
住所 :〒004-0031 北海道札幌市厚別区上野幌1条5丁目1
URL :https://www.northerncross.co.jp/bunkashigen/parts/103096.html
地図 :